20%の成長率の違い

最近は新聞の数字から読み取る訓練をしております。

例えばこんな新聞記事の見出しがあるとします。
スマートフォンの広告市場は毎年20%ずつ成長を続けています。」

でも、この見出しだと下記の二通りの解釈があると思います。

  1. スマートフォンの広告売上は毎年、前年に対して20%増で成長を続けています。』
  2. スマートフォンの広告売上は、20年前の広告売上に対して伸び率が20%ずつ増加しています。』

この2つの言葉の意味をわかりやすくするためにグラフにしてみました。
f:id:ando_ando_ando:20140809182514p:plain

グラフにするとすごい差があることが分かります。

最後まで新聞を読んで、 スマートフォンの広告売上は毎年、前年に対して20%増で成長を続けています。』スマートフォンの広告売上は、20年前の広告売上に対して伸び率が20%ずつ増加しています。』のどっちか確認するといいですね。

スマートフォンの広告市場はまだまだ伸びるといいますが、本当にそれが正しいのですか?

スマートフォンの広告売上は毎年、前年に対して20%増で成長を続けています。』
の場合は、今後もスマートフォン市場に参入はいいと思いますが、
スマートフォンの広告売上は、20年前の広告売上に対して伸び率が20%ずつ増加しています。』
の場合は、スマートフォンの広告市場は成長してるけど、横ばいで参入しても厳しい感じですね。

Web業界の友人に会うですが、まだまだスマートフォンの市場は伸びるといいますが、本当か疑問を感じる昨今です。

新聞の内容を最後まで読んで、数字をグラフをしてみると本当の世界がみえてくるのではないでしょうか。



どうでもいいことですが、キュレーションのニュースがアプリが流行っていますが、タイトルの数字には騙されないようにしましょう。
3分で雑談力をつける。グノシー 〜今日のニュースや話題のニュースが無料で読める〜 - Gunosy Inc.

スマートニュース / 圏外でもニュースがサクサク読める!(SmartNews) - SmartNews, Inc.

下記の本で読んでこのブログを書こうと思いました。